アキアカネ- トンボ科 -

アキアカネ1
分布
アキアカネは北海道、本州、四国、九州など、沖縄などを除いた地域に分布しています。
生息場所
里山の水辺など。
季節
6月~11月。
夏は山地で見る事ができ、秋になると平地で見る事ができます。
アキアカネ2
その他の名称
秋茜
英名:[Autumn darter]
学名:[Sympetrum frequens]
体長
40mm
食べ物
幼虫は水中の小動物を食べます
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
アキアカネは名前の通り、秋を代表する昆虫で、通称「赤とんぼ」の名で呼ばれているトンボのひとつです。
アキアカネは羽化が終わると山地に移動し、夏を過ごします。そしてその間に淡い褐色であった体がじょじょに赤く染まり、よく知られている美しい赤色の姿になったあと、秋頃に産卵の為に平地に戻ってくるという特徴を持っています。このような行動は成熟回遊(せいじゅくかいゆう)と呼ばれています。

アキアカネの体の特徴としては頭の部分は赤く染まらずに、腹の部分が特に赤くなる事などが挙げられます。
アキアカネは田んぼなどで産卵し、卵が乾燥に強かった事が翌年に水を入れるという田んぼのサイクルに合っていた事で数を増やしてきました。生まれた幼虫は害虫などを食べてくれる事でも知られています。

尚、赤とんぼと呼ばれているトンボはアキアカネの他にもナツアカネなどがいますが、一般的にはこのアキアカネだけを赤とんぼと呼ぶ事が多いようです。