アメンボ- アメンボ科 -

アメンボ1
分布
アメンボは北海道、本州、四国、九州などに分布しています。
生息場所
主に平地の池や川、沼など。
季節
春~秋。
アメンボ2
その他の名称
ナミアメンボ
学名:[Aquarius paludum]
体長
11~16mm
食べ物
幼虫および成虫は昆虫などの体液を吸って栄養を摂取しています。
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
アメンボは身近な池や川でも見る事ができる昆虫で、水面を滑るように移動する姿が印象的です。また、アメンボには一回り大きいオオアメンボも存在し、こちらも身近な昆虫だといえます。

アメンボの体の特徴としては水面を表面張力で浮いて移動する為に発達した4本の足があげられます。アメンボは昆虫なので足は6本なのですが、前足は獲物を捕らえる為に使用する為、短くなっていてあまり目立ちません。
また、成虫は羽をもっており、飛ぶ事ができます。これによって生活していた場所の水がなくなっても飛ぶ事によって、別の水場に移動する事ができます。

尚、一般的にはあまり知られていませんが、アメンボは肉食性の昆虫です。成虫は水に昆虫などが落ちてもがいた際に水面にあらわれる僅かな波紋などに反応して、昆虫のところまで移動します。
そして、獲物となる昆虫を短い前足でしっかりと固定し、針状になった口から消化液を送り込み、昆虫の体内の組織を溶かしながら体液を吸います。
このようにして瞬時に獲物を捕らえるアメンボは優雅に水面を移動しているイメージとは異なる、優れたハンターとしての側面も持っているのです。