ハッチョウトンボ- トンボ科 -

ハッチョウトンボ1
分布
ハッチョウトンボは本州、四国、九州などに分布しています。
生息場所
里山の沼や水辺など。
季節
5月~8月
ハッチョウトンボは春から夏まで活動しています。
ハッチョウトンボ2
その他の名称
八丁蜻蛉
学名:[Nannophya pygmaea]
体長
約18mm
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
ハッチョウトンボは日本で最も体の小さなトンボで、その名前は愛知県名古屋市の付近にある矢田河原の八町場に由来すると言われていますが、なぜその地名が名前についたのかは不明で発祥の地であるなどの根拠は今の所、ないようです。

ハッチョウトンボは生まれたばかりの頃はオスもメスも同じような黄色みを帯びた体ですが、メスは全体的に黄色で黒色の斑紋があるといった模様になり、オスは全体的に鮮やかな紅色となり、翅の基部は美しいオレンジ色に変色します。また、翅の上部の外側に小さな黒い部分がある事もハッチョウトンボの特徴です。

ハッチョウトンボは一年中、水が存在する湿地に住むトンボである為、生息場所は限られていますが、最近では温暖化の影響からか東北などの本州の北の地域でも見られるようになったそうです。

ハッチョウトンボのメスの産卵方法は腹部を水面に打ちつけるようにして卵を産む、いわゆる打水産と呼ばれる方法で、メスの産卵中はオスはその付近で、飛んだり止まったりして見守るという習性を持ちます。