ハナアブ- ハナアブ科 -

ハナアブの写真
分布
ハナアブは日本全国で見られる昆虫で、特に生息していない場所はありません。
生息場所
里山など
季節
4~12月。基本的には暖かい時期に多く見られますが、初冬の時期にも見る事ができます。
ハナアブの幼虫
その他の名称
花虻
英名:[Eristalis tenax]
学名:[Tabanus trigonus]
全長
14~15mm
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
ハナアブは主に里山などに住み、春になると花の花粉を食べたり、蜜を吸ってたるしている姿を見かけるようになるハエ目の昆虫です。また、ハナアブは日本にも多くの種類が生息しているハナアブ科の代表的なアブで、花に集まる虫の中でも最も種類が多いと言われています。

ハナアブは全体的に黒っぽい体にオレンジ色または黄褐色の縞模様が腹部に入ってる事が特徴で、メスは複眼が離れていて、オスは複眼がくっついています。また、体が棘状の毛で覆われている事も特徴のひとつです。

ハナアブは多くのハエ目の昆虫達とは異なり、成虫が衛生害虫とはならない生き物であり、ミツバチのように蜜をとれるように利益もない為、人にとっては特に利害関係はない昆虫だとされています。

ハナアブの幼虫は水中に住んでおり、オナガウジと呼ばれています。また、オナガウジは基本的には汚れた水の中に住み、長い呼吸管を使って生活しています。