キアゲハ- アゲハチョウ科 -

キアゲハの成虫
キアゲハの成虫2
キアゲハの幼虫
分布
キアゲハは北海道、本州、四国、九州など、ほぼ日本全国に分布しています。
また、国外においてもユーラシア大陸や北米大陸など広い地域に分布しています。
生息場所
草地など。主に平地で見られますが、山の上などの高地にも生息しています。
季節
4~8月の暖かい時期
キアゲハの成虫3
キアゲハの成虫4
その他の名称
英名:[Old World Swallowtail]
学名:[Papilio machaon]
開張
70~90mm
食べ物
セリ、ミツバ、ニンジン、パセリ
越冬態(えっとうたい)
蛹(さなぎ)
特徴
キアゲハは一般的にアゲハチョウと呼ばれているナミアゲハによく似た種で、その名の通り、アゲハチョウよりも羽や体の色が全体的に黄色みが強い事が特徴のひとつです。
キアゲハとナミアゲハの違いとしては幼虫の体の色が全体的に黄緑色のナミアゲハに対し、キアゲハは黄緑色の地に黒い帯状の縞模様となっている事や、サナギが茶色の個体しかいない事、前羽の上部に筋がない事などが分かりやすい見分け方として知られています。

キアゲハの幼虫の特徴は、写真にある5令幼虫になる前の4令幼虫の時は全体的に黒色をしている事などが挙げられ、その他の特徴としては多くのアゲハチョウの仲間と同じで、敵に襲われたりして危険を感じると臭いにおいのする角を出す事で身を守る事です。

尚、キアゲハは4~6月に出る春型は開張が90mm程度ですが、7~8月の夏型のキアゲハは開張が約120mmと大きさが異なる事も大きな特徴となっています。