キンケハラナガツチバチ- ツチバチ科 -

キンケハラナガツチバチの成虫1
分布
キンケハラナガツチバチは本州、四国、九州、南西諸島など日本全国の広い範囲で見る事ができます。
生息場所
平地、里山など。
季節
7月~10月。夏の暑い時期から秋の半ばまで活動しています。基本的には秋に多く見られる蜂です。
また、数は少ないのですが越冬した個体を春に見かける事もあります。
キンケハラナガツチバチの成虫2
その他の名称
金毛腹長土蜂
学名:[Megacampsomeris prismatica]
全長
15~28mm
食べ物
幼虫はコガネムシの幼虫などを食べます。
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
キンケハラナガツチバチは金毛の名の通り、金色の毛が胸全体と腹部の各節の後縁にびっしりと生えているツチバチ科の蜂で毛の他にも触角が長いなどの特徴を持ちます。また、オスはメスよりも体が小さく、毛の色がやや薄いなどの雌雄の違いがあります。

頭楯(とうじゅん)と呼ばれている頭部の左右の眼の間にある部分は黄色いのですが、体は全体的に黒色です。部分的に黄色く見える部分には毛が生えているので黄色く見えるようになっています。

キンケハラナガツチバチは個体数が多く、生活の中でも見かける事の多い蜂でヒメハラナガツチバチに次いでよく見られると言われています。