キタキチョウ- シロチョウ科 -

キタキチョウ1
分布
キタキチョウは本州、四国、九州などの北海道を除いた地域に分布しています。
海外では東南アジア、インド、オーストラリア、アフリカの南部などに分布しています。
生息場所
平地から山地にかけての森林、林、農地、公園、民家周辺、河川など様々な場所に生息しています。
季節
4月~11月
成虫は春から秋の終わりにかけての比較的、暖かい時期に活動しています。
キタキチョウ2
その他の名称
学名:[Eurema mandarina]
開張
35~45mm
食べ物
幼虫はナツハギ、メドハギ、ミヤギノハギなどのハギ類、ネムノキなどのマメ科、リュウキュウクロウメモドキなどの植物を食べます。
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
キタキチョウは鮮やかな黄色が特徴的な蝶で1枚目の写真のように翅の表側が殆ど全て黄色くなっている秋型と2枚目の写真のように翅の外側が黒っぽい色で縁どられている夏型に分けられます。
また、夏型と秋型の中間をとったような翅を持った中間型と呼ばれている個体もいます。

様々な花の元を訪れる習性があり、花に止まっている時は翅を閉じた状態になります。夏には湿った場所や河原などで吸水している姿も見る事ができます。
キタキチョウは集団で集まる場合もあり、獣の糞などに多くの個体が集まっている事もあります。

キタキチョウの近似種としてはキチョウがあげられ、この2種は元々、同じ種類として扱われており、外見的にも簡単には見分けがつかない程、よく似ています。
また、キタキチョウはツマグロキチョウともよく似ており、翅の部分にある黒いフチがキタキチョウよりもツマグロキチョウの方が広くなっている事などが違いとしてあげられます。