コガタスズメバチ- スズメバチ科 -

コガタスズメバチの成虫1
分布
コガタスズメバチは北海道、本州、四国、九州、沖縄など日本全国の広い範囲で見る事ができます。
生息場所
様々な場所に生息しており、街中などでも普通に見かける事があります。
季節
5月~10月。春の中ごろから秋の半ばまで活動しています。
コガタスズメバチの成虫2
その他の名称
小型雀蜂
学名:[Vespa analis]
全長
働き蜂:21~30mm
女王蜂:25~29mm
食べ物
昆虫など
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
コガタスズメバチは「小型(コガタ)」の名前の通り、オオスズメバチなどと比べるとサイズはそこまで大きく成長しません。しかし、他の一般的な蜂と比べると小さくはなく、むしろ大きい部類に属します。

コガタスズメバチの体の特徴としては腹部の横縞模様の一番上の部分(第一腹節前縁部)が赤褐色である事や中央辺りの暗色の横縞が幅広くなっている事などがあげられます。また、頭部などのあまり色の濃くない部分は濃いオレンジ色です。
見た目はオオスズメバチに似ていますが胸部の下の方に斑紋がない事や頭楯(とうじゅん)と呼ばれている頭部の額の下辺りの箇所の形の違いなどによってオオスズメバチと見分ける事が出来ます。(頭楯はコガタスズメバチの方が幅があります)

コガタスズメバチの巣は球体で木の枝や家屋の軒下などに巣を作っている事が多いようです。他のスズメバチの仲間の巣と同様に木の繊維が何層にも重なって出来ています。
作り始めたばかりの巣はフラスコをさかさまにしたような形をしています。