クマゼミ- セミ科 -

クマゼミ1
クマゼミ3
分布
クマゼミは本州の関東より南の地域に分布しています。
暖かい場所を好むセミなので元々は西の地域に多かったのですが温暖化の影響なのか最近では東京などでも見られるようになりました。
生息場所
クマゼミは主に平地の街中に生息しており一本の木に複数の個体が止まっている事があります。抜け殻は木がまばらで地面が硬く乾燥した林で多く見られます。
季節
成虫は7月~9月
地域によって活動時期が異なり、本州の関東から中部までは大体7月下旬から9月中旬までで四国や九州、沖縄などの南の地域では7月の半ばから8月の中旬くらいまで見る事ができます。
クマゼミ2
クマゼミ4
その他の名称
熊蟬
学名:[Cryptotympana facialis]
全長
60~70mm
食べ物
ゼンダンの木の汁や草の汁
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
クマゼミは光沢のある黒い体を持つ大型のセミで全長は6~7cm程度の大きさがあります。日本に生息しているセミの中では最も体の大きい種類のひとつです。
翅が透明で透き通っている事が特徴のひとつで翅の付け根付近の翅脈は緑色をしています。
卵は枯れ木の中に産み付けます。

鳴き声は午前中に聞くことができ、甲高い声で鳴きます。鳴き声は他に似たような鳴き声のセミがいないユニークなもので「シャアシャア・・・」といった感じに聞こえます。
クマゼミのオスの腹の部分には大きな腹弁(発音器)があるのが特徴的で腹弁の内側にある膜をふるわせて音を出します。また、オスの腹部は空洞になっており、この構造によって音を大きくしています。