ミンミンゼミ- セミ科 -

ミンミンゼミ1
分布
ミンミンゼミは北海道、本州、四国、九州など、沖縄以外の広い地域で見る事ができます。
生息場所
平地、里山など。
季節
8月~9月。主に夏の暑い時期から初秋にかけて。
ミンミンゼミ2
その他の名称
学名:[Hyalessa maculaticollis]
全長
約60mm
特徴
ミンミンゼミは日本の代表的なセミの一種として広く知られているセミで、オスの鳴き声が「ミーン、ミーン」と聞こえる事から「ミンミンゼミ」と名づけられたと言われています。また、ミンミンゼミは関東地方では平地に多く、関西地方では山地でしか見る事ができないという変わった特徴を持っています。

ミンミンゼミの体の特徴としては頭部と胸の部分に緑色や黄色などの斑紋が見られ、体は楕円形。羽の色が透明で完全に透けている事などがあげられます。

元々、ミンミンゼミは東京などの都市部では昔はあまり見られなかったのですが、街路樹が増えた事により、鳴き声がうるさいと感じる程に増えたと言われています。
これはそれほど飛行距離の長くないセミが遠くの山から都市部まで飛んできたとは考えづらい事から、山地から街路樹にする為の木を運んできた際に、木の中にミンミンゼミが産みつけた卵が入っていたから増えたのではないかと推測されている事が主な理由です。