ミヤマカラスアゲハ- アゲハチョウ科 -

ミヤマカラスアゲハ1
分布
ミヤマカラスアゲハは北海道、本州、四国、九州などに分布しています。
また、海外においては東南アジアなどの熱帯地域に生息しています。
生息場所
山地など。
季節
5月~8月。
春の半ばから夏の終わりにかけて見る事ができます。
ミヤマカラスアゲハ2
その他の名称
深山烏揚羽
学名:[Papilio maackii]
開張
80~130mm
食べ物
幼虫はキハダなどを食べます。
越冬態(えっとうたい)
蛹(さなぎ)
特徴
ミヤマカラスアゲハは深山(みやま)という名前から想像できる通り、主に山の中に住んでいる蝶です。また、ミヤマカラスアゲハは春型と夏型がいて、明るい色彩が特徴的な春型が4月~6月の初旬、夏型は7月、8月の真夏の暑い時期に発生します。

ミヤマカラスアゲハは水を飲む為に水場に多く集まるという習性を持ちますが、不思議な事に水場に集まるのはオスの個体ばかりだと言われています。また、ミヤマカラスアゲハは土壌にナトリウムが含まれている場所を好み、ナトリウムが多く含まれている水を飲んでいる場合などはおしっこをしながら水を飲むなどし、ナトリウムをできるだけ多く摂取しようとします。

ミヤマカラスアゲハの外見的な特徴としてはオスは主に前羽にビロード状の性斑が見られ、前羽、後ろ羽の両方に明るい帯状の模様があらわれています。
写真を見ても分かるとおり、ミヤマカラスアゲハは表と裏で羽の色が異なるという特徴を持ち、美しい羽を持っている蝶である事から、収集家などにも人気のある蝶です。