モンキチョウ- シロチョウ科 -

モンキチョウ1
分布
モンキチョウは北海道、本州、四国、九州、沖縄など日本中の殆どの地域に分布しています。
海外においてはユーラシア大陸の中央アジアから、トルコ、ヨーロッパの南東部にかけての地域やアフリカ大陸の北部から中部にかけての地域に生息しています。
生息場所
草原、農耕地、公園、河川、民家など。
季節
7月~8月
成虫は夏の暑い時期に活発に活動しています。
モンキチョウ2
その他の名称
紋黄蝶
英名:[Eastern Pale Clouded Yellow]
学名:[Colias erate]
開張
約50mm
食べ物
幼虫はシロツメグサ、ミヤコグサ、レンゲソウ、コマツナギなどのマメ科の植物を食べます。
越冬態(えっとうたい)
幼虫
特徴
モンキチョウは自然の多い場所はもちろん都市部でも緑地が広がっている場所では普通に見られる事も多いシロチョウ科の蝶で、日本国内においては全国的に広く分布し、小さな島などでも生息が確認されています。

モンキチョウの羽には表面の外側に斑紋列のある黒っぽい模様があり、オスは裏面と同じく黄色ですがメスは白っぽい色をしてして羽の中央部にある小紋が目立ちます。裏面に関してはオスもメスも淡い黄色です。
また、メスの羽の表面は必ず白っぽい色をしているかと言うとそうではなく、中には黄色のメスもいます。

モンキチョウは日中、活発に活動し、草原などの植物の多い場所を敏捷に飛んでいる姿を見る事ができます。飛翔中にタンポポ類やアザミ類、ヒメジョオンなどの草花を見つけるとそれらの花にしばらく止まります。

尚、モンキチョウにはミヤマモンキチョウという近似種が存在していますが、そちらは生息地域が関東地方のごく一部に限られており、環境省から準絶滅危惧種の指定を受けています。