モンシロチョウ- シロチョウ科 -

モンシロチョウ成虫
モンシロチョウ成虫2
分布
モンシロチョウは日本全国に広く分布しています。沖縄県にも生息していますが沖縄には戦後になって侵入したと言われています。
生息場所
主に畑や野原などの視界が開けた明るい場所。公園や河川の近くなどで見かける事もあります。
都市部でも割と見かける事の多い蝶です。
季節
3月~11月
春から晩秋にかけて活動しています。しかし、暑さの厳しい夏の真っ盛りの時期には殆ど見られません。
モンシロチョウ幼虫
モンシロチョウ成虫3
その他の名称
紋白蝶
学名:[Pieris rapae]
※イギリスでは「キャベツ蝶」と呼ばれているそうです。
開張
35~50mm
食べ物
幼虫はキャベツやブロッコリー、ショカッサイ、イヌガラシ、タネツケバナなどのアブラナ科の植物の葉を食べます。
越冬態(えっとうたい)
蛹(さなぎ)
特徴
モンシロチョウは独特の匂いを持つ菜の花に好んで集まる蝶で幼虫はキャベツなどの菜の花と同じアブラナ科に属する植物の葉を好んで食べる為、本来はキャベツを栽培している場所に多く集まりますが専門の農家などのキャベツ畑では農薬を使っている為、モンシロチョウの姿は殆ど見られません。

モンシロチョウは夏型と春型に分かれており、春型は夏型に比べて黒い紋が薄い事が特徴です。また、日光のよくあたる広い場所に集まりやすいようです。

モンシロチョウは人間には見えない紫外線が見えると言われており、その理由は人には容易に違いを見つける事が難しいモンシロチョウのオスとメスを簡単に見分けている事から、紫外線で判別していると推測されています。
また、モンシロチョウは紫外線が見える代わりに人で言う所の「赤色」が見えていないと言われています。

モンシロチョウの孵化直後の幼虫は自分が入っていた卵の殻を食べ始めます。また、モンシロチョウが成長過程で変態する蛹は緑色と茶色の2種類がいます。

比較的、昔からいる蝶だと考えられていますがキャベツが日本に渡来したタイミングで入って来たのではないか?とも言われています。