オオゾウムシ- オオゾウムシ科 -

オオゾウムシ1
分布
オオゾウムシは国内においては全国的に分布しています。
生息場所
里山など、木々の豊かな場所。
季節
6月~9月
オオゾウムシは夏の梅雨の時期から秋の半ばにかけて活動しています。
オオゾウムシ2
その他の名称
大象虫
英名:[Japanese Giant Weevil]
学名:[Sipalinus gigas]
体長
12~24mm
食べ物
幼虫は木の中に住み、木の内側の材部を食べて成長します。
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
オオゾウムシは日本国内でも約600種類以上いるといわれているゾウムシの仲間の中でも最も大きいとされている大型のゾウムシで、拡大して見ると非常にユニークな造形である事からゾウムシの仲間は昆虫マニアの間では密かに人気のある種類だと言われています。

オオゾウムシの体の特徴は体の表面にあるゴツゴツとした突起と鋭い爪、「く」の字状に曲がっている触角、ゾウムシの名前に恥じない、象の鼻のように長く伸びた口などがあげられます。
また、その鎧のように硬そうな体は見た目どおり非常に硬く、簡単には他の虫の攻撃を受けつけないといわれています。

オオゾウムシの習性としては危険を感じると死んだように動かなくなる事があり、木に登っている最中にこの状態になってしまうと、足を縮めてそのまま落下してしまいます。
また、一度、この死んだフリ状態になってしまうと数十分間全く動かない事もあるようです。

オオゾウムシの成虫はマツやスギ、ヒノキなどの針葉樹の他、ナラやクヌギなどの木の樹液を食料としている為、それらの木の付近で見かける事が多いようです。