ショウリョウバッタ- バッタ科 -

ショウリョウバッタの写真
分布
ショウリョウバッタは北海道を除く本州、四国、九州、沖縄など日本全国の広い範囲に分布しています。
また、現在では北海道でも見られる事もありますが、人為的に持ち込まれたものだと思われます。
国外においてはユーラシア大陸の比較的、気温の高い地域に分布しています。
生息場所
明るい草原など
季節
7~11月。夏の暑い時期から秋にかけて見られます。
ショウリョウバッタの幼虫
その他の名称
精霊蝗虫、ショウジョウバッタ
英名:[Oriental longheaded locust]
学名:[Acrida cinerea]
全長
オス:約45mm
メス:80~90mm
食べ物
イネの仲間など
越冬態(えっとうたい)
特徴
ショウリョウバッタはその大きな体とスマートで細長い体型が特徴的なバッタで、トノサマバッタなどと同様に日本各地で見る事ができ、バッタ科の昆虫の代表的な種類のひとつだと言えるバッタです。

ショウリョウバッタの特徴はトノサマバッタやイナゴなどの他のバッタに比べて顔が細長く、鋭角三角形のような形をしている事などが挙げられ、オスは飛ぶ時に羽を打ち合わせてキチキチという音を出す事も特徴のひとつです。その他の特徴としては後ろ足の長いものが多いバッタ科の昆虫においても特に後ろ足が長く発達している種類だと言えます。
また、産卵の際に地中に腹ごと差し込んで産卵する事もショウリョウバッタの特徴のひとつです。

ショウリョウバッタの色については基本的には緑色をしているものが一般的ですが、中には2枚目の写真にあるような黄褐色のものや、両方の色が混じったものなども存在しています。

尚、ショウリョウバッタはオスとメスで大きさが倍近く違い、メスは日本に生息しているバッタの中で最も大きいとされています。