トノサマバッタ- バッタ科 -

トノサマバッタの写真
分布
トノサマバッタは日本全国の広い範囲で分布が確認されています。
生息場所
草原。
荒地や河原の草むらなどに多く生息しています。
季節
7~11月。夏~秋にかけての比較的、暖かい時期に発生します。
トノサマバッタの幼虫
その他の名称
殿様飛蝗、ダイミョウバッタ
英名:[Migratory locust]
学名:[Locusta migratoria]
全長
オス:35mm
メス:45~50mm
食べ物
幼虫はイネの仲間を食べます。
越冬態(えっとうたい)
特徴
トノサマバッタはダイミョウバッタとも呼ばれるバッタ目に属する昆虫の中で最も代表的なバッタで、草原など草の多い場所であれば日本全国どこにでも生息している事から、身近で見る機会も多いと思われるバッタです。

トノサマバッタは土の中に産みつけられる卵から産まれ、卵から孵化した幼虫の状態から成虫と見た目が似ており、蝶などのように成長過程での大きな変化はありませんが、幼虫は頭部が大きいなどの特徴があります。また、脱皮を繰り返して成虫になっていきますが、途中でサナギになる事はないので、トンボなどと同じく不完全変態をする昆虫になります。

トノサマバッタのメスとオスの大きな違いは腹部にあり、メスは産卵の為の産卵管を持っている事から腹部がオスよりも太くなっています。また、メスの方がオスよりも1cmほど体が大きいようです。

その他の外見的な特徴としてはトノサマバッタは体全体の色が緑の個体と写真の2枚目にあるような体全体が褐色の個体のものがいる事でも知られています。

尚、トノサマバッタは同じバッタ目に属するイナゴなどと同じように時に大量発生する事でも知られています。