ツチイナゴ- イナゴ科 -

ツチイナゴの成虫
分布
ツチイナゴは本州、四国、九州、沖縄など、日本では北海道以外の地域で見る事ができます。
海外でも中国からインドにかけての広い地域に生息しています。
生息場所
草原。丈の高い草の間や、枯れ草の間など
季節
10月~
ツチイナゴの幼虫
その他の名称
土蝗、土稲子
学名:[Patanga japonica]
全長
35~50mm
食べ物
幼虫はイネの仲間などを食べます。
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
ツチイナゴはその名の通り、土のような色をしているバッタ目の昆虫で、見た目や形などは代表的なバッタの種類によく似ていますが、バッタ科ではなく、イナゴ科に属しています。

ツチイナゴの特徴としては幼虫が成虫とが同じ昆虫とは思えない位、かなり見た目の異なる姿をしている事が最初にあげられ、ツチイナゴの幼虫は2枚目の写真のように全体的に鮮やかな黄緑色をしていおり、成虫とは違い、黒っぽい褐色の模様または斑紋などもありません。この幼虫と成虫の色の違いの理由はツチイナゴが成虫になる頃には秋が訪れ、草などが枯れており、成虫の茶褐色が保護色となる為だと考えられています。

ツチイナゴの成虫の特徴としては背中に黄色い筋があるものとないものがあり、基本的には筋のあるものが通常のツチイナゴの模様とされ、筋のないものは変異型とされているようです。
また、メスの方がオスよりもやや大きい事もツチイナゴの特徴のひとつとされています。