ツマムラサキマダラ- タテハチョウ科 -

ツマムラサキマダラの成虫
分布
ツマムラサキマダラは以前は国内には定着しておらず迷チョウとして扱われていましたが、1992年頃から沖縄島に住むようになり、現在では奄美から八重山諸島にかけての地域で分布が確認されてます。
生息場所
平地から低い山地にかけての森林地帯に生息しています。
季節
6月下旬~7月下旬
成虫は8月に入る前の夏の暑い時期に活発に活動してます。
ツマムラサキマダラの幼虫
その他の名称
英名:[Striped Blue Crow]
学名:[Euploea mulciber]
体長
40~50mm
食べ物
リュウキュウテイカカズラ、ベンジャミンなどを食べます。
越冬態(えっとうたい)
成虫
特徴
ツマムラサキマダラは前翅の表側にある光沢のある青紫色の模様が美しい事で知られる中型の蝶で、成虫はセンダングサ類の花に止まって吸蜜している姿がよく見られ、通常は翅を閉じて止まりますが、翅を開いたままにしている場合もあります。

ツマムラサキマダラの翅の裏側は上記の写真の通り、暗褐色ですがオスとメスとで模様が異なり、オスは翅の外側に散らばった白い斑紋があるのみで、メスはそれに加えて筋状の白い模様が翅全体に広がっています。
また、翅の表側にある青紫色の部分はオスの方がメスよりも広いという違いがあります。

ツマムラサキマダラの成虫は日中、ヒラヒラと緩やかに飛びながら樹林や林道、草地や裸地に接した部分などを移動し、集団で行動している姿も見られます。