ウスタビガ- ヤママユガ科 -

ウスタビガ1
分布
ウスタビガは国内においては北海道、本州、四国、九州など、沖縄以外の地域に分布しています。
生息場所
里山など。
季節
10月~11月。
秋の半ばから終わりにかけて見る事ができます。
ウスタビガ2
その他の名称
薄手火蛾
学名:[Rhodinia fugax]
開張
90~100mm
食べ物
幼虫はクリ、サクラ、ケヤキなど様々な種類の広葉樹の葉を食べます。
越冬態(えっとうたい)

特徴
ウスタビガは多くの昆虫が夏に主に活動している事にたいして、秋もじょじょに深まってきて紅葉が始まる時期に羽化して現れてくる少数派の昆虫です。また、成虫になったウスタビガは餌は何も食べないとされており、オスもメスも死ぬまで子を残す事に専念するようになります。

ウスタビガの体の特徴としては広げると10cm位になる黄色い翅とその黄色い翅にある6つの半透明の目玉のような模様が挙げられます。翅の中央部分から端の部分にかけてはやや褐色を帯びており、秋のなって熟したコナラの葉に擬態しているようにも見えます。
また、ウスタビガの繭は2枚目の写真に写っているような鮮やかな緑色をしており、表面には卵が付いている事が多いようです。

尚、ウスタビガは名前や姿からも分かる通り蛾の仲間ですが、気温の低い季節に羽化する為か、主な活動時間帯は真夜中ではなく、少し明るくなった早朝などに活発に活動しています。